比重 : 2.10-2.31
硬度 : 5-6
屈折率 : 1.46-1.54
発見年 : 1932年(学会に報告された年)
原産地 : Gilf Kebir エジプト、スーダン、リビアの国境
本標本は、エジプト・スーダン・リビアの国境地帯に広がるギルフ・ケビール(Gilf Kebir)周辺で採取された、最高品質のリビアングラス(Libyan Desert Silicate Glass)です。サイズ・重量ともに標本として理想的で、淡いレモンイエローの透明感と、ガラス質特有の滑らかな光沢を示します。リビアングラスは、約2,900万年前に隕石衝突または大規模な空中爆発に伴う超高温(推定 1,600~2,000℃以上)によって、砂漠の珪砂が瞬間的に溶融・急冷されて形成された天然シリケートガラスです。主要成分は SiO₂(約95~98%)で、微量のTi、Fe、Alを含むことが知られています。内部には流動構造(フローストラクチャー)や微細な気泡が観察されることがあり、これらは急冷過程の物理的証拠として重要です。
ギルフ・ケビール産の個体は、特に透明度が高く、淡黄色の色調が均質である点から、宝飾・コレクション用途の双方で高く評価されています。
本標本も光源の角度によって内部反射が強まり、ガラス質特有のシャープな輝きを示す高品質個体です。
隕石衝突起源の天然ガラスとして学術的価値も高く、コレクション、研究、撮影用途に適した一点物の標本です。
寸法 : 23.2X17.7X13.0mm/3.9g








