化学式 : Sb₂S₃ (硫化アンチモン)
分子量 : 339.712
金属元素重量分率 : Sb 0.7168
結晶系 : 斜方晶系
比重 : 4.61-4.65
硬度 : 2
劈開 : 一方向に完全
色 : 鉛灰色~銀灰色
光沢 : 金属光沢
愛媛県西条市・市ノ川鉱山より産出した、単結晶の輝安鉱(Stibnite)です。市ノ川鉱山はすでに閉山して久しく、現在では良質な結晶が市場に現れることは稀になりました。本標本は、黒銀色の光沢を静かに湛えながら、 一本の結晶としてまっすぐに伸びる姿が印象的です。輝安鉱は非常に脆く、採集から輸送の過程で 完品が残りにくい鉱物として知られています。 その中で、ここまで形を保った単結晶は 国産標本としても貴重な存在です。
低温熱水鉱脈中や交代鉱床中や交代鉱床中に、鶏冠石や石黄、方鉛鉱及び重晶石、また辰砂や黄鉄鉱などと共に、垂直方向に条線を持つ柱状結晶体で産出します。また針状結晶の放射状集合体や塊状などで産出します。鉛灰色~鋼灰色の金属光沢の強い鉱物です。アンチモニーの唯一の鉱石鉱物です。アンチモニーは、鉛を硬くするための添加剤として、また無鉛ハンダの材料として用いられています。また酸化物は、塗料や繊維を難燃性にするための添加剤としています。
寸法 : 28.5X25.0X8.1mm/5.3g








