分子量 : 232.656
金属元素重量分率 : Hg 0.8621
結晶系 : 三方晶系
比重 : 8.1
硬度 ; 2.5
劈開 : 一方向に完全
北海道置戸町・紅の沢より産出した辰砂(Cinnabar)です。 紅の沢は国産辰砂の名産地として知られ、鮮紅色の発色と、母岩との美しいコントラストが特徴的です。紅の沢の辰砂は、単結晶よりも“微結晶の密度”で美しさが決まる産地です。辰砂は水銀の主要鉱石として古くから知られていますが、 国産標本は産地が限られ、特に紅の沢産は採集量が少なく希少性が高いことで知られています。本標本は、深みのある紅色が凝縮された一点で、 小型ながらも紅の沢産特有の鮮烈な色彩が際立つ標本です。
堆積岩や珪岩、また班岩及び蛇紋岩中などに、水銀や鶏冠石、白鉄鉱、及び黄鉄鉱、方解石、石英などと共に、6角板状や柱状結晶体で、また他には貝殻状や土状、塊状などで産出します。水銀と硫黄の化合物で、水銀としての用途以外に朱色の顔料として利用されていました。辰砂は自然水銀の次に水銀含有率が高い鉱物で、水銀の主要な鉱石です。自然結晶はごく稀で、比較的低温の熱水作用によって生成されます。辰砂は朱色の顔料として利用されていましたが、水銀が有害な為、現在では利用が制限されています。
寸法 : 70.6X58.5X39.3mm/132.3g








