分類 : 酸化鉱物
結晶系 : 単斜晶系
比重 : 7.1-7.5
硬度 : 4-4.5
劈開 : 1011に完全
色 : 黒色~黒褐色
光沢 : 亜金属光沢
鉄重石とマンガン重石の固溶体全体を表すグループ名として、鉄マンガン重石が使われています。鉄>マンガンのものが鉄重石、マンガン>鉄のものがマンガン重石と呼びます。短柱状又は板状で、伸びの方向に平行な条線が発達します。鉄マンガン重石(Wolframite)は、まるで地球の奥深くで鍛えられた“黒い知性”のような鉱物です。ペグマタイトや高温熱水鉱脈、気成鉱床にて形成。石英、黄銅鉱、錫石などと共生することが多い鉱物です。鉄マンガン重石は、タングステンの主要な鉱石であり、電球のフィラメントや特殊鋼の材料として利用されます。黒色の金属光沢を持つ板状または柱状の結晶で、単斜晶系に属します。
結晶構造と特徴
重石グループの結晶は、WO₆八面体が鎖状に連なる構造を持ち、その中に Fe²⁺ または Mn²⁺ が置換して固溶体を形成します。
Fe が多い → Ferberite(鉄重石) Mn が多い → Wolframite(マンガン重石)
原産地の鐘打鉱山は、地学事典などの記載では、この鉱山はタングステン鉱山で、タングステン鉱物として灰重石と鉄マンガン重石が石英脈中にまとまって産していたとされています。
タングステン鉱床として歴史的に重要 石英脈中に重石が晶出 日本産重石の中でも評価が高い産地 現在は閉山しており、標本は入手困難
また、京都府の自然環境目録や関連文献でも、京丹波町旧鐘打鉱山周辺がマンガンに富む鉄重石などの産地として挙げられており、鉄マンガン重石や関連鉱物の産地として重要視されています。なお、鐘打鉱山はすでに閉山しており、現在は採掘は行われていません。鉱物採集については、私有地・危険箇所の立ち入りや持ち出し規制の可能性もあるので、現地での採集を考えている場合は、必ず自治体や土地所有者、博物館などに最新の状況を確認することをおすすめします。
寸法 : 68.4X66.7X37.9mm/138.7g








