化学式 : SiO₂・nH₂O
分子量 : 78.09958(n=1)
金属元素重量分率 : Si 0.3596
結晶系 : 非晶質
化学組成 : 水酸化シリカゲル
晶癖 : 塊状、シーム、ときに仮晶
屈折率 : 1.44-1.46
複屈折 : なし
分散度 : なし
比重 : 1.98-2.20
硬度 : 5.5-6.5
劈開 : なし
断口 : 貝殻状
主要産地 : オーストラリア、メキシコ、ブラジル、エチオピア
色 : 透明から白、灰色、赤、オレンジ、黄、緑、青、ピンク、黒
オパールは準鉱物(純粋な結晶構造ではない為にそう言われています)で、オパールという名前は、「宝石」を意味するサンスクリット語upalaからきています。非晶質の含水シリカで、3-10%の水を含んでいます。通常は灰白色半透明で、ガラス光沢~樹脂光沢を示します。シリカの微細な球状の集合体であり、その間に間隙水を含んでいます。球体のサイズと積み重なり方の規則性に応じて、可視光の干渉がおこり、多様な色調が現れます。径約2000Åの球体が規則的に充填されていれば紫青色の干渉色、約3000Åの球の場合には赤い干渉色を生じます。オパールは、プリシャスオパール(貴蛋白石)と呼ばれています。またオパールは、比較的低温で堆積し、ほとんどの岩石、特に砂岩、流紋岩、玄武岩の割れ目から産出します。 またオパールは、規則正しくきっちりと配列されたシリカ球からなります。 シリカ球の長さは、光の波長に似ています。 游色効果は、オパールを構成する様々なシリカ球からの光の回析によるものです。
エチオピア・シェワ州メゼゾ地区の Yita Ridge(イタリッジ) は、 世界でも珍しい 火山性オパール(Volcanic Opal) の主要産地です。火山活動によって形成された多孔質の母岩(ライオライト)に、 熱水が浸透し、長い年月をかけてオパールが沈殿・成長します。母岩付きのラフは、 “オパールが生まれた環境そのもの”を残した形で、 産地の地質を最もよく伝える標本です。2008年頃から世界的に注目され始めた新興のオパール産地です。この地域は、 ※ 火山活動 ※ 高温の熱水 ※ 多孔質の母岩 が複雑に作用することで、鮮烈な遊色を持つオパールを生み出します。
特にイタリッジ産は、 “火山性オパール(Volcanic Opal)” として分類され、 オーストラリアの堆積型オパールとは異なる独自の美しさを持ちます。
Ethiopian Opal の科学的魅力
① 遊色効果(Play of Color) : 三次元シリカ構造が生む光の干渉
オパールの遊色は、 シリカ球(SiO₂・nH₂O)が規則正しく配列した構造によって生まれます。
イタリッジ産の特徴は、 ※ 赤・緑・青の強いフラッシュ ※ 広い面積での遊色 ※ 光の角度で劇的に変化する色彩 ※ 透明〜半透明の母体による“浮遊感” 特に赤色の遊色が強い個体は、最高品質とされます。
② 母岩 : 火山性の多孔質シリカ
イタリッジ産オパールは、 火山性の多孔質シリカ(Rhyolitic matrix)に形成されます。
※ 軽量 ※ 吸水性がある ※ 透明度が高い部分が多い ※ 光が内部で乱反射しやすい
この構造が、 “水の中で光が揺らめくような遊色”を生み出します。
③ 含水率 : 高め(5~10%)
エチオピアオパールは含水率が高く、 そのため透明感が強く、光の通りが非常に良い。
※ 乾燥でクラックが入ることがある ※ 逆に湿度が高いと透明度が増す
寸法 : 15.8X14.5X10.2mm/1.88g








