化学式 : CaTiSiO₅
分子量 : 196.0405
金属元素重量分率 : Ti 0.2442, Ca 0.2044, Si 0.1432
結晶系 : 単斜晶系
屈折率 : 1.843-2.110
分散度 : 0.051
比重 : 3.48-3.60
硬度 : 5-5.5
劈開 : 明瞭
色 : 黄色、緑色、灰色、褐色
光沢 : 金剛光沢
パキスタン北部、スカルドゥ地区の Tormiq Valley(トルミック渓谷)。カラコルム山脈の険しい岩肌の奥で育まれるスフェーンは、世界でも屈指の 強烈な分散(ファイア)を示すことで知られています。
深成岩などの中性火成岩の副成分として、また片麻岩などの変成岩中から、よくくさび状結晶体で、また柱状や微蜜塊状などで産出します。 一般的にスフェーンの色は、褐色、黄色、緑色、あるいは灰色で、光沢は金剛光沢です。 内包成分のカルシウムは、ナトリウムや希土類によって一部置換されます。 また、チタンはアルミニウム、鉄、ジルコニウム、ニオブ、タンタル、錫などにより置換されます。 チタン石の錫置換体はマラヤ石とも呼ばれています。
スフェーンは、分散度がダイヤモンドよりも高いため、非常にきらびやかで、強い多色性を有しています。 また、スフェーンは火成岩や、片岩、片麻岩といった変成岩の随伴鉱物として産出します。この標本は、緑泥石を含んでいます。
Tormiq Valley 産は、世界のスフェーンの中でも 「最もファイアが強い産地のひとつ」 として評価され、コレクション性・学術価値ともに非常に高い産地ロットです。
寸法 : 29.0X19.1X12.1mm/5.35g








