化学式 : Ca(UO₂)₂(PO₄)₂・10~12H₂O
分子量 : 950.228924(10H₂O)
金属元素重量分率 : U 0.5001, P0.0651, Ca 0.0421
結晶系 : 正方晶系
比重 : 3.1-3.2
硬度 : 2-2.5
劈開 : 一方向に完全
色 : 黄色、黄緑色
光沢 : ガラス光沢ないし真珠光沢
ポルトガル・バイアオン地域の Viariz(ヴィアリズ)に位置する Infesta Mine(インフェスタ鉱山)は、鮮やかな蛍光を示す燐灰ウラン鉱(Autunite)の産地として知られています。 本品はその中でも、結晶の形・色・照り・蛍光性が優れた最高品質の標本です。透明感のある黄緑色の結晶が母岩上に広がり、紫外線下では強い蛍光を放つ、非常に美しい産状を示します。
燐灰ウラン鉱(Autunite)は、花崗岩質の堆積物やペグマタイト中に、ウラニウム含有鉱物の変質によって形成された二次鉱物として、小正方形の鱗片状結晶で、また皮殻表や粒状などで産出します。燐灰ウラン鉱は、ウラン鉱床の酸化帯における二次鉱物形成の指標として重要。特にメタ燐灰ウラン鉱(Meta-autunite)への脱水変化や、燐銅ウラン鉱(トルベナイト)や燐重土ウラン鉱(ウラノサーサイト)との固溶体関係や、蛍光性の強さと結晶構造の関係性など、鉱物の変質過程や微細構造の観察がとても面白い。紫外線ライトでの観察はもちろん、偏光顕微鏡やXRD分析(XRD(X-ray Diffraction)は、結晶にX線を照射し、その回折パターンを解析することで、物質の結晶構造や組成を明らかにする技術)での結晶構造の変化を追うのもお勧めです。
本標本はウラン系列の微量放射性元素を含む「放射性鉱物」です。一般的な標本としての鑑賞・保管では問題ありませんが、以下の点にご注意ください。・長時間の肌への密着や携帯用途は避ける ・粉末化・破砕を行わない ・密閉容器または標本ケースで保管する ・小さなお子様やペットの手の届かない場所に置く ・UV照射は必要最小限にこれらは標本の劣化防止にもつながります。安心して長くお楽しみいただくためのご案内です。
Infesta Mine(インフェスタ鉱山)は、ポルトガル北部 Baião(バイアオン)地域に位置し、 燐灰ウラン鉱をはじめとするウラン鉱物の産地として知られています。 鮮やかな蛍光を示す標本が多く、ヨーロッパ産 Autunite の中でも人気の高い地域です。
寸法 : 36.9X19.7X16.6mm/10.3g







