分子量 : 97.456
金属元素重量分率 : Zn 0.6709
結晶系 : 等軸晶系
比重 : 3.90-4.10
硬度 : 3.5-4
屈折率 : 2.37-2.43
分散率 : 0.156(ダイヤモンドの約3.5倍)
色 : 橙色、黄色、橙赤色、緑色、白色、無色
光沢 : 樹脂光沢~金属光沢
劈開 : 完全
秋田県・佐山鉱山は、かつて良質な亜鉛・鉛鉱石を産出した鉱山として知られ、その地質環境から、透明度の高いスファレライトが稀に産出することで評価されています。本品は、その佐山鉱山産スファレライトの中でも、 色調の深さ・内部の清浄度・光沢の強さが際立つ最高品質の個体です。 カボションカットによって、スファレライト特有の樹脂光沢~金属光沢が柔らかく広がり、 内部の色帯や微細な構造が静かに浮かび上がります。光を受けると、深いオレンジ~ハニーブラウンの色がゆっくりと揺らぎ、 佐山鉱山産特有の落ち着いた色合いが上品に現れます。
閃亜鉛鉱(Sphalerite)は、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とする鉱物で、 亜鉛鉱石として最も重要な鉱物として知られています。 結晶は等軸晶系に属し、樹脂光沢~金属光沢を示すのが特徴です。色は、含まれる鉄(Fe)の量によって大きく変化し、 ハニーレモン色・オレンジ・赤褐色・黒色まで幅広い色調を見せます。 鉄含有量が高いほど濃色になり、光沢も強くなります。透明度の高い結晶は宝石としてカットされることもあり、 特にスファレライトは ダイヤモンドを超える分散率(ファイア) を持つため、 光源を変えるたびに虹色の閃光が揺らめくような美しさを見せます。内部には成長線や液体包有物が見られることがあり、 これらは結晶が形成された熱水環境の変化を示す“地質の記録”として価値があります。
佐山鉱山産のスファレライトは、鉄(Fe)含有量が適度で、落ち着いた琥珀色〜赤褐色を呈するものが多く、透明度の高い個体は特に希少とされています。佐山鉱山は、 熱水鉱脈型の鉱床が発達した地域で、方鉛鉱・黄鉄鉱・閃亜鉛鉱などの金属鉱物が共生する環境が特徴です。
寸法 : 7.8X7.8X6.2mm/3.2ct








