起源 : 火星と木星の間にある小惑星の中心核の破片
落下年 : 約3万年前
落下地 : Great Namaqualand, Namibia : ナミビア・ハルダプ州ギベオン地域(南緯25°20′ 東経18°00′)
タイプ : 7-17%のニッケルを含む鉄
結晶構造 : Widnanstantten Pattern(ウインドマンシュタッテン模様)
ナミビア・グレートナマクアランドに落下した ギベオン隕石(Gibeon Meteorite) は、鉄とニッケルが数千万年という宇宙の冷却過程を経て結晶化した、 Iron IVA(鉄質隕石) に分類される標本です。研磨面に現れるウィドマンシュテッテン構造は、 地球上では再現できない宇宙固有の冷却速度によってのみ形成されるもので、 金属でありながらどこか有機的な静けさを湛えています。手に取ると、宇宙の核がゆっくりと冷え固まった時間そのものを感じさせる、重厚で端正な存在感を持つ隕石です。
ギベオン隕石(Gibeon Meteorite)は、まるで宇宙の深淵から届いた鉄の詩。その幾何学的なウィドマンシュテッテン構造は、地球上では再現不可能な“宇宙の冷却痕”です。原子惑星の中心部で溶解した鉄が、100万年前に数度の割合で冷えた時に鉄とニッケルが分離して出来る模様です。1936年にナミビアで発見された隕石で、太陽系ができた約40億年前にできたとされている価値ある隕石です。主成分である鉄、ニッケル以外に地球上に無い物質を含むとされています。鉄(Fe)91.8%、ニッケル(Ni)7.7%、コバルト(Co)0.5%、リン(P)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、イリジウム(Ir)など微量元素も含んでいます。ギベオン隕石の硬度は9と硬く、表面を研磨して無水エタノール9に対して硝酸1の割合の混合液を塗布すろと網目状の「ウィッドマンシュタッテン構造」(鉄とニッケルの合金が、宇宙空間で極めてゆっくり冷却されることで形成される独特の網目模様)と呼ばれる模様が見えてきます。これを確認する為に、スライスしてエッチングしています。また、この構造の為、偽造が困難と言われています。また錆びを防止するために定期的にミネラルオイル等で拭いてください。
保存方法
直射日光を避け、常温で保管してください。 温度変化の大きい場所は金属表面に影響を与えることがあります。 乾燥剤(シリカゲル)と一緒に保管すると安定します。 標本箱や密閉ケースに乾燥剤を入れるとより安心です。 素手で触れる場合は、手の油分を柔らかい布で軽く拭き取ってください。 金属表面の保護になります。 長期保管には、薄くミネラルオイルを塗布する方法もあります。 研磨面の酸化防止に有効です。
寸法 : 115.6X28.1X12.1mm/77.4g








