分子量 : 97.456
金属元素重量分率 : Zn 0.6709
結晶系 : 等軸晶系
比重 : 3.90-4.10
硬度 : 3.5-4
屈折率 : 2.37-2.43
分散率 : 0.156(ダイヤモンド : 0.044)
色 : 橙色、黄色、橙赤色、緑色、白色、無色
スペイン産スファレライトの中でも、特に透明度・色彩・光の分散が優れた最高品質の一石を、有機的なラインが美しい 自由カットに仕上げたルースです。スファレライトは、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とする鉱物で、ダイヤモンドの約3.5倍に相当する非常に強い分散(ファイア)を持つことで知られています。本品はその特徴が際立ち、光を受けるたびに オレンジ・レッド・イエローの閃光が細やかに揺らめき、まるで炎の粒が内部で瞬くような華やかな輝きを見せます。スペイン産特有の深いオレンジ~レッドの色調は、鉄(Fe)含有量による自然な発色で、自由カットによってその色の濃淡や光の流れがより立体的に強調されています。
スファレライト(ZnS)は、閃亜鉛鉱グループの主要鉱物であり、世界の亜鉛資源の大部分を構成する重要な硫化鉱物です。 結晶構造は 等軸晶系(立方晶系) に属し、 Zn²⁺ と S²⁻ が閃亜鉛鉱型構造(スファレライト型構造)を形成しています。
ZnS は、結晶構造の違いにより
スファレライト型(立方晶) ウルツ鉱型(六方晶) の 2 種に分かれますが、宝石質として扱われるのは立方晶のスファレライト型です。
スファレライトは、Zn²⁺ の一部が Fe²⁺、Mn²⁺、Cd²⁺ などに置換される固溶体を形成します。 特に Fe²⁺ の含有量 は色調に大きく影響し、
Fe が少ない → 明るいオレンジ・イエロー Fe が多い → レッド~ブラウン と変化します。
スペイン産(特にナバフン鉱山周辺)は、 Fe 含有量が適度に高く、深いオレンジ~レッドの色調 を示すことで知られています。
スファレライトは、亜鉛の重要な鉱石で結晶により純度はばらつきますが、最大で67%の亜鉛を含んでいます。またスファレライトは、熱水鉱床やスカルトン等の接触変成鉱床にカルコパイライトやパイライトを伴って産出します。
寸法 : 5.2X5.0X3.3mm/0.75ct








