化学式 : Al₂SiO₅
分子量 : 162.045578
金属元素重量分率 : Al 0.3330, Si 0.1733
結晶系 : 三斜晶系
比重 : 3.53-3.65
硬度 : 5-7(結晶軸方向による)
劈開 : 完全
色 : 白色、帯緑色、藍青色
光沢 : ガラス光沢
主要産地 : インド、ブラジル、ケニア、ミャンマー、パキスタン、ネパール、ノルウェー
本標本は、ブラジル・ミナスジェライス州の名産地 Morro Redondo Mine(モーホ・ヘドンド鉱山)で産出した 最高品質の藍晶石(Kyanite)です。藍晶石はその名の通り、深い藍色~青色の結晶を形成するアルミノケイ酸塩鉱物で、本品は特に色の純度が高く、透明感を伴う青色が際立つハイグレード標本です。結晶面には藍晶石特有の縦方向の条線(ストリエーション)が明瞭に見られ、光を受けると青い刃のような輝きが走ります。
カイヤナイトの青い色をもたらしているのは、鉄とチタンになります。また、カイヤナイトの色は、常に一定ではありません。強い多色性を有している為、見る角度に応じて、紫、青、あるいは無色へと変化するのです。産状は、広域変成岩中やペグマタイト中などに、細長い葉状結晶や刃状、柱状、卓状結晶体で、また繊維状や塊状などで産出します。また、アルミニウムの豊富な変成ペグマタイトからも産出します。際立った特徴は、硬度が結晶軸方向に応じて異なることです。つまり、同じ結晶でありながら、異なる硬度を有しているのです。この様な現象を硬度異方性と言います。
■ 産地背景(Morro Redondo Mine)
Morro Redondo Mine は、 ミナスジェライス州の中でも特に高品質の藍晶石を産出することで知られています。花崗岩ペグマタイト帯における高温高圧環境で アルミニウムとシリカが結晶化することで形成される藍晶石は、結晶の透明度・色の深さ・結晶形の整い方が産地によって大きく異なります。本標本はその中でも特に青色の純度が高く、 結晶の厚みと透明感が両立した“コレクション品質”の個体です。
■ 鑑賞ポイント
深い青色と透明感が共存する美しい結晶
刃状の結晶形と明瞭な条線が生む立体感
光の角度で変化する青の輝き
ペグマタイト鉱物コレクションの中でも存在感のある標本
寸法 : 61.1X41.6X19.7mm/36.3g








