英名 : Rainbow Garnet(Andradite Garnet)
分類 : 珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)
化学式 : Ca₃Fe₂(SiO₄)₃
結晶系 : 立方晶系
化学組成 : 鉄とアルミニウムの珪酸塩
屈折率 : 1.78-1.83
比重 : 3.95-4.25
硬度 : 7-7.5
劈開 : なし
光沢 : ガラス光沢
色 : 褐色~黒褐色の地色に、虹色の干渉光(イリデッセンス)
産地 : 奈良県吉野郡天川村(世界的にも希少な産地)
奈良県・天川村で産出された、世界的にも希少な国産レインボーガーネット(アンドラダイト)のです。 この鉱物は、光の角度によって虹色の干渉光(イリデッセンス)を放つ特異な性質を持ち、まるで結晶の中に虹を閉じ込めたかのような幻想的な輝きを見せてくれます。 日本国内では天川村が唯一の産地とされ、海外のコレクターからも高い評価を受ける希少石です。
レインボーガーネットの虹色は、結晶表面の極薄い酸化皮膜や微細な層状構造による光の干渉現象によって生じます。一般的な柘榴石は、化学式を一般にX₃Y₂(SiO₄)₃と表される類質同像鉱物のグループ名になります。Xには二価の陽イオンとして、カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガンがいます。また、Yには3価の陽イオン、アルミニウム、鉄、マンガン、バナジウム、そしてチタン、ジルコニウムが入ります。いずれも、偏菱24面体、菱形12面体及びその組み合わせの自形結晶を作ります。この標本は、光の加減でレインボーになるとても綺麗な原石になります。
通常はガーネットの結晶片岩(変成岩の一種で、平坦な層から産出し、マイカを主成分とする)から採掘されます。
奈良県吉野郡天川村(Tenkawa Village, Yoshino District, Nara Prefecture, Japan)産
奈良県吉野郡天川村は、古くから鉱物採集地として知られる地域で、 山地の地質が生み出す独特の風合いが魅力です。 本標本にも、その土地ならではの特徴が静かに宿っています。
奈良県南部、吉野郡のほぼ中央にある山間の村で、紀伊半島の真ん中あたりに位置します。村の面積の約4分の1が吉野熊野国立公園に指定されていて、大峯山脈や熊野川水系の源流域にあたる、まさに「源流の山村」です。天川村は古くから修験道の聖地として知られ、役行者が開いたとされる大峯山や大峯奥駈道を擁します。これらは「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されており、今も多くの行者や登山者が訪れます。
寸法 : 13.9X8.8X6.7mm/1.01g







