分子量 : 60.0843
金属元素重量分率 : Si 0.4674
結晶系 : 六方晶系
比重 : 2.65
硬度 : 7
劈開 : なし
色 : 無色から白色
光沢 : ガラス光沢
ブラジル・ミナスジェライス州に位置するカブラル山脈(Serra do Cabral)は、高品質クォーツの産地として世界的に知られています。本標本はその中でも特に希少な ダーク・ファントム(Dark Phantom)を示す最高品質の水晶です。ファントム(Phantom)とは、水晶が成長と停止を繰り返す過程で、内部に「過去の結晶面」が残された現象を指します。本標本ではそのファントムが濃い黒~深緑色を呈し、内部にくっきりとした山形の成長痕が重なって見えることが特徴です。
この色は、成長過程で取り込まれた クロライト(緑泥石)や微量のヘマタイトが 層状に沈殿したことによるものです。光を当てると、透明な水晶の中に暗い影が立体的に浮かび上がり、 カブラル山脈産特有の“深い静けさ”を感じさせます。結晶の透明度は高く、内部のファントムが鮮明に観察できるため、コレクション性・学術的価値ともに優れた一品です。
カブラル山脈産のファントム水晶は産出量が少なく、特に 濃いファントムが明瞭に残る個体は希少性が高いとされています。 本標本はその中でも、 透明度・ファントムの濃さ・形の整いが揃った最高品質の標本です。
■ 産地背景
カブラル山脈は、ミナスジェライス州北部に広がる古い地質帯で、花崗岩質の母岩に沿って水晶の晶洞が形成されます。 この地域はクロライトやヘマタイトを含む熱水活動が活発で、水晶が成長と停止を繰り返すことでファントムが形成されます。特にカブラル山脈産は、暗色ファントムの濃さと形の美しさ で世界的に評価されています。
寸法 : 25.9X16.7X12.4mm/7.7g 希少な標本








