英名 : Amber
和名 : 琥珀
成分 ; 基本的にC₁₀H₁₆O+H₂S
結晶系 : 非晶質
化学組成 : (炭素、水素、酸素などと)樹液が混合して出来た天然樹脂)
硬度 : 2-2.5
比重 : 1.05-1.10
屈折率 : 1.54
色 : 黄色、褐色、オレンジ色、青色
深い森の樹脂が、長い年月を経て静かに固まり、その内部に“虎の眼”のような光を宿した特別なアンバー。スマトラ島の限られた地域で採取されるこのタイガーアンバーは、琥珀の中でもとりわけ力強い縞模様と、温かい黄金色の輝きを持ちます。丸玉に仕上げることで、内部の層構造が均一に光を返し、 まるで小さな太陽が手のひらに灯るような印象を与えます。
アンバーは炭化水素、樹脂、コハク酸、様々な油分の混合物です。3億年ほど前の松などの樹脂が硬くなった、あるいは化石化したものです。アンバーとコーパル樹脂とは混同しない様にして下さい。コーパル樹脂も生成源は似ていますが、アンバーほどの重合は見られず、アンバーよりも柔らかい物質です。アンバーは、海岸や海から採集されるか、露天掘りで採掘されるかです。火山灰や太古の木の皮や葉が混ざり込み、模様が虎の縞模様と似ているため、タイガーアンバーと名付けられたそうです。トラの中で最小の亜種であるスマトラトラは現存する亜種の中で最も南に生息し、唯一島に生息しています。他種より縞模様の数が多く明瞭であることが特徴で、このタイガーアンバーはスマトラトラのようなコントラストの模様が美しいとされています。
■ 産地背景
スマトラ島は、インドネシアの中でも特に森林資源が豊かで、古くから樹脂を多く産する地域として知られています。 この地で採れるアンバーは、数百万年~数千万年前の熱帯樹木の樹脂が、 地中でゆっくりと重合し、化石化したものです。スマトラ島はプレート境界に位置し、 地殻変動や火山活動が活発な地域です。そのため、樹脂が地中に埋没した後、温度・圧力の変化を受けながら長い時間をかけて硬化し、独特の縞模様(タイガーライン)を生み出します。この縞模様は、樹脂が流れた痕跡や、 固化の過程で生じた層構造が光を反射することで現れるもの。 スマトラ産アンバーの特徴である 「虎の眼のような黄金色の輝き」は、この地質環境が生み出した自然の造形です。森林の樹脂が静かに化石化し、地殻の動きがその内部に模様を刻み、長い年月を経て地表に現れたものが、このタイガーアンバーの丸玉となっています。
寸法 : 約 11.2X11.2X11.2mm/0.8g








