鉱物名 : クリソコーラ(ジェムシリカ)
化学式 : Cu₂H₂Si₂O₅(OH)₄・nSiO₂(クリソコーラにシリカが浸透した複合相)
分子量 : 263.734039
金属元素重量分率 : Cu 0.2409, Si 0.2129, Al 0.1023
結晶系 : 非晶質~潜晶質(シリカ部分は微細な石英結晶)
比重 : 2.0-2.4
硬度 : 2-4
劈開 : なし
特徴
銅由来の濃い青緑色 シリカ化による半透明感 表面に発達したドゥルージーの微細な輝き 通常のクリソコーラより高い硬度と安定性
本標本は、銅鉱床で知られるコンゴ民主共和国・Haut‑Katanga 地域にて産出した、 最高品質のドゥルージークリソコーラ(ジェムシリカ)です。クリソコーラ母岩にシリカ成分が深く浸透し、 内部が半透明~透明質のクォーツへと置換されることで形成される“ジェムシリカ”は、 通常のクリソコーラとは一線を画す希少な鉱物相です。本品はその中でもさらに、表面に微細な石英結晶(ドゥルージー)が自然成長したタイプで、 青緑の地色の上に星屑を散らしたような輝きが生まれています。
Haut-Katanga は世界有数の銅鉱床地帯で、 酸化帯における銅の再沈殿作用により、 クリソコーラ・マラカイト・アズライトなどの二次鉱物が豊かに形成される地域です。
ジェムシリカはその中でも特に稀少で、銅を含むクリソコーラの形成 シリカの浸透と固化 微細結晶(ドゥルージー)の自然成長
という三段階の条件が揃った時にのみ生まれる、地質学的にも貴重な存在です。
本品はその条件が完璧に整った証であり、色の純度・透明感・結晶のきらめきが高いレベルで調和しています。
クリソコーラは自形結晶を持たず、母岩に沿って広がる柔らかな造形が特徴で、 本品もその典型的な美しさを備えています。 深い青みと緑みが混ざり合う色調は、光の角度で印象を変え、 標本としての存在感を一層引き立てます。青緑色で土壌光沢~ガラス光沢を示します。青みの強いものから、緑色の強いものまで、色調に幅があります。自形結晶を示さず、塊状、皮殻状、鍾乳状、葡萄状が普通です。銅鉱床の酸化帯に、褐鉄鉱、藍銅鉱、孔雀石、赤銅鉱などと共に産出します。石英の中にクリソコーラという銅を含む珪酸塩鉱物が入っています。磨くと高価な宝石になる品質の原石です。
Haut-Katanga は世界有数の銅鉱床地帯で、酸化帯における銅の再沈殿作用により、クリソコーラ・マラカイト・アズライトなどの二次銅鉱物が豊富に形成されます。ジェムシリカはその中でも特に形成条件が限られ、 クリソコーラの生成 → シリカの浸透 → 微細石英の結晶化 という三段階が揃った時にのみ生まれる、極めて稀少な鉱物相です。本標本はその条件が理想的に整った産出例であり、 色の純度・透明感・結晶の輝きが高いレベルで調和しています。
寸法 : 61.5X35.4X28.6mm/65.7g








