結晶系 : 三方晶系
化学組成 : 複合ホウ珪酸塩
屈折率 : 1.622-1.641
複屈折 : 0.019
分散度 : 0.017
比重 : 約3.05
硬度 : 7.5
劈開 : 不完全
断口 : 不平胆状から亜貝殻状
光沢 : ガラス光沢
産地 : ブラジル
色 : 青緑透明
鉱物名 : 天然トルマリン
ブラジル・パライバ州で産出するパライバトルマリンは、世界の宝石の中でも特に希少性が高く、Cu(銅)と Mn(マンガン)によるネオンブルー~グリーンの蛍光的な発色が最大の特徴です。パライバトルマリンは、エルバイト(Elbaite)系トルマリンの一種で、Cu(銅)と Mn(マンガン)を含むことで特有のネオンカラーを示す。
パライバトルマリンは、まるで南国の海が結晶になったような、ネオンブルーの輝きが魅惑的なトルマリンの変種になります。1987年、ブラジル・パライバ州のバターリャ鉱山で発見され、1989年にツーソン・ショーでデビューしました。パライバトルマリンの色が多岐にわたっているのは、含有されている銅・マンガンの影響です。青緑,青色などが見られます。銅とマンガンの含有比率による色調の違いがあります。1987年ブラジルのパライバ州で、エイトール・バルボーザにより発見されました。「蛍光」や「電気性の」と表現される、独特の輝きを有します。この原石は、宝石に加工出来る品質です。
濃く鮮やかな緑、ターコイズブルー、ライラックを呈するこの宝石は、「パライバトルマリン(商標名)」として知られるようになり、他のトルマリンと比較すると、価格が急騰しました。パライバトルマリンの需要は高いので、現在は最初の鉱床が枯渇して市場への供給量が先細りとなっており、結果として価格も下がる要素はありません。大変貴重な原石になります。
■ 産地背景
ブラジル北東部・パライバ州は、世界で最も評価されるパライバトルマリンの原産地として知られています。特に Provinse(プロヴィンス)周辺の鉱区は、古い花崗岩質の地層にペグマタイト脈が複雑に入り組む特殊な地質構造を持ち、銅(Cu)とマンガン(Mn)が自然に濃集しやすい環境が形成されています。
この地域のペグマタイトは、数千万年にわたる地熱変動と流体活動によってゆっくりと冷却され、エルバイト系トルマリンが成長する過程で微量元素が結晶内部に取り込まれました。その結果、世界的にも稀少な ネオンブルー~グリーンの蛍光的な発色を示すパライバトルマリンが生まれます。
パライバ州の鉱山は現在ほぼ枯渇状態にあり、採掘は小規模な手掘りによって行われています。地層の状態を読みながら慎重に掘り進める必要があるため、宝石質の個体は極めて少なく、特に高彩度・高透明度の標本は年々入手が難しくなっています。
寸法 : 17.9X10.2X6.6mm/1.21g








