分子量 : 500.4755
金属元素重量分率 : Cr 0.2077, Ca 0.2402, Si 0.1683
結晶系 : 等軸晶系
比重 : 3.42-3.79
硬度 : 6.5-7
劈開 : なし
色 : エメラルドグリーン
光沢 : ガラス光沢
深い森の静寂をそのまま閉じ込めたような、濃密なクロムグリーン。
ロシア・ウラル地方サラノフスコエで産出したウバロバイトは、世界的にも評価の高い産地であり、その結晶は特有の“深い緑の輝き”と“ガラス質の透明感”を併せ持ちます。
本標本は、母岩上にびっしりと結晶が並ぶ典型的なウバロバイトの姿を保ちながら、結晶一つひとつの形が整い、光を受けた際の反射が非常に美しい個体です。結晶面は滑らかで照りが強く、ルーペで覗くと細かな結晶が星のように瞬きます。
■ 産地背景
ロシア・ウラル地方は、18世紀から続く鉱山史を持つ、世界屈指の鉱物産地です。 その中でもペルム州サラノフスコエ(Sarranovskoje)は、ウバロバイトの名産地として国際的に知られています。
ウラル山脈は、古い地質がそのまま残る“古生代の大地”で、クロムを含む超塩基性岩が広く分布しています。 このクロムが豊富な地質環境こそが、深いクロムグリーンのウバロバイトを生み出す理由です。
ウバロバイトは、小さな結晶の集晶として産出する、緑色のガーネットです。この標本は、ガーネットの中でも最も希少な種の一つです。含有しているクロムが、この特徴ある鮮やかな濃い緑をもたらしています。また、この標本の原産地は、ロシアのウラル山脈になります。
蛇紋岩中やスカルン鉱床中、また変成石石灰岩中に生成したクロム鉄鉱中の割れ目などに、斜方12面体や偏菱24面体、それを組み合わせた多面体の結晶で、また皮膜状や粒状集合体、塊状などで産出します。
寸法 : 約 24.5X64.7X16.8mm/53.3g








