分子量 : 183.3071
金属元素重量分率 : Zr 0.4976, Si 0.1532
結晶系 : 正方晶系
化学組成 : 珪酸ジルコニウム
比重 : 3.9-4.7
硬度 : 7-7.5
劈開 : なし
光沢 : ガラス光沢
ジルコンは、高い透明度と深みのある赤褐色~ハニーブラウンの色合いが特徴で、世界中の鉱物コレクターから高く評価されています。この地域のペグマタイト鉱床は、ジルコンのほかにも希少鉱物が多く産出されることで知られ、自然の造形美と地球の記憶が宿る場所としても注目されています。本品は、端正な結晶形と美しい光沢を備えた最高品質の標本です。
閃長岩などの火成岩や一部の変成岩及び砕屑質堆積岩中などに、また他には放射構造の繊維状の集合体や粒状などで産出します。ジルコニウムの珪酸塩鉱物で風信子鉱とも言われます。ジルコニウムは、ハフニウム、トリウム、ウラニウム、希土類などにより一部置換される為、ジルコンは放射能を帯びています。放射線損傷により、ジルコン及びその周辺の鉱物が一部分解している事があります。ジルコンは、花崗岩、閃長岩、霞石閃長岩やそれらのペグマタイトの副生成鉱物として含まれます。また、ジルコンは、ウラン-トリウム法による岩石の年代測定に使われています。
■ ジルコン(Zircon)の安全性説明文
ジルコン(ZrSiO₄)は非常に安定した珪酸塩鉱物で、通常の観賞用・コレクション用途では 安全に取り扱える標本です。 結晶構造が強固で化学的にも安定しており、 破砕や粉末化を行わない限り、有害性はありません。
なお、ジルコンは天然の状態で微量の放射性元素を含む場合がありますが、本標本のような小型の結晶標本では放射線量は自然界レベル以下であり、日常の鑑賞・展示において問題はありません。
長期保管の際は、他の鉱物標本と同様に 直射日光・高温多湿を避け、破損を防ぐために緩衝材と共に保管してください。
■ 産地背景
Mt. Malosa(マラウイ・ゾンバ高地)は、アルカリ性火成活動によって形成された複雑なペグマタイト帯を持つ地域です。 この火成岩体はゆっくりと冷却したため、 結晶が乱れずに成長できる安定した環境が整い、高品質のジルコンが産出することで知られています。
この地域のペグマタイトは化学組成が多様で、ナトリウム・鉄を含む鉱物(エジリン、アルベゾン閃石など)と ジルコンが共生する産状が特徴です。 ジルコンは母岩中で落ち着いた褐色~赤褐色の結晶として形成され、透明度が高く、結晶面が整った個体が多いことから 学術的にも評価されています。
■ 最新の重要アップデート(2025年)
東京大学大気海洋研究所の研究により、ウラン234の半減期が再定義され、U–Th 法の適用範囲が 80万年まで拡大。 これにより、従来測定が困難だった古い鍾乳石やサンゴの年代が より正確に測れるようになりました。
寸法 : 30.6X30.2X21.7mm/19.4g








