分子量 : 119.979
金属元素重量分率 : Fe 0.4654
結晶系 : 等軸晶系
比重 : 4.82-5.02
硬度 : 6-6.25
劈開 : 不明瞭
色 : 真鍮黄色、灰黄色
光沢 : 強い金剛光沢
黄鉄鉱は、自然界で最も一般的な硫化鉱物です。熱水から沈殿するほか、無機起源、生物起源を問わず硫化水素が鉄鉱物と反応するところで一般に生成します。黄鉄鉱は、六面体、八面体、五角十二面体の自形結晶を作り、黄金色を示します。結晶表面には条線が発達しています。色調が自然金と紛らわしい為に「愚者の金」というニックネームがあります。しかし、黄鉄鉱の方が圧倒的に硬い事、硝酸と反応し二酸化窒素の煙を上げることを確認すれば、自然金と間違えることはありません。同じ化学組成を持つ白鉄鉱とは同質異像の関係にあります。また結晶は立方体結晶になります。この標本は、閃亜鉛鉱を伴っています。一般的に、閃亜鉛鉱は熱水鉱脈中や接触交代鉱床中、ペグマタイト中などに、方鉛鉱や黄鉄鉱や他の硫化物、ドロマイトなどと共に、斜方12面体やその他の結晶体で、また他には粒状や塊状などで産出します。
石言葉 : 協調性、富の象徴
寸法 : 91.4X71.9X51.3mm/465.0g
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