

レッドベリルとは、強い赤色を持つ稀産の緑柱石(ベリル)である。別名、ビクスバイト。エメラルドと同じ緑柱石であることから、「赤いエメラルド」と呼ばれることがある。
ベリル(Beryl)
化学式 : Be₃Al₂Si₆O₁₅
分子量 : 537.501824
金属元素重量分率 : Be 0.0503、Si 0.3135、Al 0.1003
結晶系 : 六方晶系
屈折率 : 1.564-1.574
複屈折 : 0.004-0.008
比重 : 2.9-3.0
硬度 : 7.5-8
劈開 : 不明瞭
断口 : 貝殻状から不平担状
色 : 赤色
光沢 : ガラス光沢
レッドベリルは、ベリルの希少変種の一つになります。また、レッドベリルはビクスビアイトとしても知られています。レッドベリルの名前の由来は、アメリカの鉱物コレクター、メイナード・ビクスビー(1853-1935)に因んでいます。レッドベリルは、流紋岩マグマが冷えて結晶化する際に放出される高温のガスまたは蒸気により、空洞部分や母岩(二酸化珪素豊富な、白い火山性流紋岩)内の割れ目に沿って生成すると考えられています。紅色の緑柱石で産出が稀なために、美しいものはダイヤモンドよりも高価と言われています。紅色の原因は含まれているマンガンの影響です。このレッド・ベリルのルースは、世界で最も希少にして大変綺麗なものです。
原産地 : アメリカ ユタ州
寸法 : 3.9X2.1X2.0mm/0.155ct