

化学式 : Na₄[Cl|(Al₂SiO₈)₃]
結晶系 : 正方晶系
化学組成 : 複合珪酸塩
晶癖 : 低角錐柱状結晶
屈折率 : 1.540-1.577
複屈折 : 0.009-0.020
分散度 : 0.017
比重 : 2.60-2.71
硬度 : 5.5-6
主要産地 : アフガニスタン
色 : 紫色、無色
マリアライトは、アフガニスタンで産出する極めて産出量が少ない鉱物になります。スキャポライトの一種で、ナトリウムが多いものです。名前の由来は、この鉱物の発見者ドイツ人鉱物学者の妻マリアローザからになります。
一般的なスキャポライトはアルミニウムの珪酸塩で、正方晶系で産出します。結晶は、よく変成岩から発見されます。黄、紫、そして無色のジェムストーンが最も一般的です。またスキャポライトは、最も強い蛍光及び燐光を発する鉱物の一つです。短波紫外線下に数分置くだけで、6時間以上燐光を発し続けます。テネブレッセンス(可逆的光互変性)は、日光によって刺激を受け色が変化する現象を言います。
寸法 : 9.3X8.4X4.4mm/2.58ct