結晶系 : 非晶質
比重 : 1.84-1.98
硬度 : 3.5-4
シュンガイトは3つのグレードに分けられますが、この標本は、一番品質が高くトップグレードになります。金属光沢と貝殻状の断面が美しく、ほぼ100%炭素で出来ていると報告されています。1992年にこの石にフラーレン(C₆₀)が含まれていると報告された。その後、京都大学で分析され、2004年に重量比で約20ppmのC₆₀が含まれていると発表された。1996年にノーベル化学賞の対象になった「炭素フラーレン」は、60個の炭素原子が結合しているもので、その中に他の元素や分子を入れて、超伝導などの開発の研究が行われています。シュンガイトの名称は、ロシアのカレリア地方の地名を取って1897年に記載されました。医薬品、化粧品、潤滑剤、超伝導物質の開発などへの応用が期待されています。今のところ、この石の成因は不明です。また、鉱物としても認定されるに至っていない。認定されればダイアモンド、石墨に次ぐ第三の炭素鉱物となります。
天然フラーレン(C₆₀)を含有: 地球上で唯一、天然のフラーレンを含む鉱物。抗酸化力はビタミンCの約172倍とも言われ、医療・美容・物理分野で注目されています。
寸法 : 50.9X26.9X21.5mm/24.0g








