化学式 : Ca₂Al₃(SiO₄)₃(OH)
分子量 : 454.357257
金属元素重量分率 : Si 0.1854, Al 0.1781, Ca 0.1764
結晶系 : 斜方晶系
化学組成 : 水酸基を持つカルシウムとアルミニウムの珪酸塩
比重 : 3.10-3.38
硬度 : 6
劈開 : 一方向に完全
光沢 :ガラス光沢
ゾイサイトは、鉱物収集の派遣に資金を調達したスロベニア人の貴族エーデルシュタイン男爵ヅグムント・ツアイス(1747-1819)に因んだ名前です。この鉱物は1805年にオーストラリアのザオアルベ山脈で発見されて、当初はザオアルバイトと呼ばれていました。下記の通り1967年に、タンザニアのキリマンジャロ山近くで、青から紫の透明種が発見されます。この種に与えられた名前がタンザナイトになります。ピンク色の種は、チューライトと言われて(発見されたノルウェーの古い名前に由来)、通常塊状になります。また。タンザナイトは、まるでキリマンジャロの夕暮れを閉じ込めたような青紫色の輝きを持っています。1967年にタンザニアで発見された比較的新しい鉱物です。その正体はゾイサイト(灰簾石)の一種で、バナジウムを含むことで加熱処理などをすると青〜青紫色に発色します。ゾイサイトは複雑な構成で、独立した四面体構造の珪酸塩と、対になった四面体群を共に有しています。柱状、斜方晶系結晶、あるいは塊状で産出し、変成岩およびペグマタイトから発見されます。またこの標本は、大変綺麗な青紫色の結晶が特徴です。ゾイサイトは複雑な構成で、独立した四面体構造の珪酸塩と、対になった四面体群をともに有しています。柱状、斜方晶系結晶、あるいは塊状で産出し、変成岩およびペグマタイトから発見されます。この標本は、未処理の原石になります。この標本の色は、青が混じる黄褐色ですが、加熱されると青紫に変わります。タンザナイトの色はバナジウムによるものです。
寸法 : 25.4X17.1X14.1mm/9.39g








