結晶系 : 等軸晶系(イソメトリック)
比重 : 3.7
硬度 : 約6.5-7.5
劈開 : なし
色 : オリーブグリーン、暗緑色、褐緑色など
光沢 : ガラス光沢~樹脂光沢
ゴールドマン石は、ガーネットグループの中でも極めて稀なバナジウム主成分の柘榴石で、日本国内での産出例は非常に限られており、奄美大島産は特に注目される産地のひとつになります。ガーネットグループの中でも極めて稀少な存在で、しかもバナジウムという変容の元素を主成分に持っています。灰バナジン柘榴石は、ガーネットグループの中でバナジウム(V³⁺)を主に含む柘榴石で、 その構造はグロシュラー(Ca₃Al₂(SiO₄)₃)やアンドラダイト(Ca₃Fe₃⁺₂(SiO₄)₃)に近く、 Al³⁺やFe³⁺の位置にV³⁺が置換されることで独特の色合いと性質を持っています。愛媛大学の鉱物学者桃井 齊(1930年1月20日-2002年2月26日)は、1964年に鹿児島県 奄美大島 ・大和鉱山で発見した灰バナジン柘榴石(1963年 に命名)としました。この原産地のゴールドマン石の特徴は、1 色合い : 暗緑色〜オリーブグリーンの微細な結晶 2 共生鉱物 : 透輝石(Diopside)、磁鉄鉱(Magnetite)、方解石(Calcite) 3 産状 : スカルン鉱床中の接触変成帯に形成され、高温高圧下でのバナジウム濃集が関与していると考えられています 4 結晶形 : 微細な粒状〜短柱状の集合体として産出することが多いが、稀に自形結晶も確認されています
結晶は見られないが、鮮やかな緑色が特徴的である(黒色の黒鉛、ボーレライネン石(Vuorelainenite, MnV2O4)を伴うこともあります)。ただし、上記の灰バナジン柘榴石、満礬柘榴石が多く含まれるので同定には詳細な分析が必要です。合成条件の検討及び合成実験によれば、桃井柘榴石の構造安定には3.0-5.0GPaの高圧が必要と言われています。
寸法 : 74.3X53.3X36.8mm/125.1g









